内山篤税理士事務所

価格競争が起こる要因

企業の盛衰に多く影響する価格決定
価格とは物の値打ち、または価値を金額に表したものですが、その価値とは物事の大切さの程度であり、効用あるいは良い・悪いという性質のものです。
当然のことですが、企業は商品が売れなければ経営は成り立ちません。ところが、消費者がある特定企業の製品、サービスを購入するか、それとも別のメーカー商品を購入するかの決定権は全面的に顧客の側にあり、売り手側には何
の命令権も決定権もありません。しかし、それでも売り手側である企業は、自社商品を顧客に購入してもらわなければ売上も利益も得ることが出来ず、企業経営の存続が危ぶまれることになります。

売れる商品無くして顧客は無く、顧客無くして売上げは無く、売上無くして利益は無く、また利益無くして経営は成り立ちません。
売るための手段としての価格政策を考えたとき、価値を通して高価格で販売するか、逆に操業度を高めた量産効果を背景にして、薄利多売方式で売るか、要は商品、サービスの価格をどのようにして決定し、それを顧客に理解させて
購入してもらうかは、企業経営の存続と反映を左右する重要な課題となります。

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管理会計12-1
管理会計12-2